きみとよい夏

最後の妊婦検診

38週3日目。最後の妊婦検診。

いつも通りに、尿検査、血圧検査、体重測定、エコー。

 

助産師さんから、「陣痛は10分間隔になってから2〜3時間待って連絡ください」とのこと。いろいろ調べてはいたが、2〜3時間も待つとは知らなかった。規則的でも数時間でおさまる前駆陣痛の可能性もあるらしい。

 

最後の体重測定で結局11kg近くプラスだった。9kgが目標だったので、少々オーバー。もう少し運動した方がよかったか。

 

エコーの準備中、助産師さんに「名前は決めたの?」と訊かれる。「ほぼ決めています」と言うと、「あとは顔を見て、かしらね」と仰っていたが、やっぱり顔を見てから決める人たちも多いのだろうか。産まれたての顔ってすぐに変わりそうだし、「サル」とか「赤」とかになりそうである。

 

エコーで推定3103gとなるが、先生いわく「お腹の大きさからすると3000gもない可能性もあるかも」とのこと。

小さめだと産みやすいか?!と思い安心するも、「頭は大きいですか?」と訊くと、「はい」と即答されるのであった。

(平均80~98mmのところ、推定96mmと出ている)

 

口コミにもよく書かれている通り、ここの先生は検診のたびに4Dエコーの出来にこだわってくれる。4Dエコーは運が良いとはっきり顔に見えるのでとても嬉しいものだけど、いかんせん胎児の姿勢に左右される。今回も「最後のお腹の中の4Dエコーなので良い写真を撮ってあげたいんだけど」と私のお腹をぎゅぎゅっと押しながら(最初は何事かと思ったけど慣れた)胎児を刺激するも、鼻と口がチラチラかすめたくらいだった。

毎回「うーん可愛く撮れず悔しい!」と先生は言うが、元気そうなので私たちはとっても満足。

 

その後は内診。前回の検診から内診で子宮口の様子を確認されているようである。

これが噂の「内診グリグリ(卵膜剥離)」というやつなのだろうか?

初期の内診に比べると少し唸るくらいには痛いし、助産師さんが「内診の後に出血があるかも」と言ったので、そのような気もするけど、それにしてはそこまで痛くないような気もするので不明。ここの医院はあんまり不安にさせるようなことは言わないのである。

 

結果、子宮口は2cmほど。前回は「柔らかいけど指1本くらいしか開いていない」とのことだったので、少しは進んでいるようだ。しかし、「予定日の前日入院にして、柔化した方がよい」とのことで、入院の日取りが確定した。

「柔化って何…?」と思ったが、聞くと余計に不安になるので詳細は聞かずにおいた。

入院の日まで自分で出来ることはなるべくしておこう。運動とかお風呂とかハーブティーとか。

 

入院は次の日曜の15時に決まった。人生初の入院だ。

 

間もなく人生最大の痛みを経験すると思うと、とてもナイーブなのだけれど、それを見越して産院をよく調べて選んだので、そのことを考えると少し安心する。

 

私は妊活の時点から産院調べを開始し、レビューを読みふけって今の医院に決めた。

妊娠前のこと、健康診断で「卵巣腫瘍疑いで再検査」の診断をされたので、その検査の際に実際にこちらにかかってみたところ、先生の人柄が自分ともよく合って信頼できそうだったので、産院選びを確定した。

子宮がん検診の内診は毎回「痛い〜つらい〜」と苦手に思っていたのだけど、こちらの先生の内診は全く痛くなかったという腕の良さも信頼が置けるポイント。

結局、卵巣腫瘍は誤診だったが、妊活が長引き始めて不安に感じていたので、先生に相談したところ、いろいろとアドバイスももらえたので、よかった。

 

その1ヶ月後に妊娠、検査のため再来すると、先生が「あっ、あなた。よかったね」と声をかけてくれた。

 

その後、10ヶ月近く、妊婦検診で通ってきたが、特に痛い思いもなく、市の費用助成が出てからはそちらで支払いは賄えた。(中期に便秘が酷くなったので便秘薬を出してもらったが、保険適用で200円くらい)

 

つわりもなく経過が順調だったおかげもあるが、しっかり調べて選んでおいてよかった。

出産も上手く進みますように。